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米軍岩国基地に原因究明を要請 墜落事故で山口県や岩国市

 米軍岩国基地(岩国市)所属の海兵隊機2機が6日に高知県沖で墜落し、6人が死亡した事故を受け、山口県や岩国市などでつくる県基地関係県市町連絡協議会は17日、徹底した原因究明や結果の早期公表、抜本的な安全対策を同基地などに文書で申し入れた。

 要請書は同基地所属の空母艦載機が11月12日に那覇市沖で墜落した事故を挙げ「1カ月もたたない短期間での墜落事故の連続発生は基地周辺住民に米軍の安全対策への不信を抱かせ、不安はかつてないほど増大している」と強調。これまでも事故のたびに再発防止を求めた経緯に言及し「看過できない事態」と訴える。

 県の飯田恭丈岩国県民局長と岩国市の山中法光基地政策担当部長が、基地と中国四国防衛局岩国防衛事務所を訪問し担当者に手渡した。在日米軍と在日米海軍、第3海兵遠征軍の各司令官や外務、防衛両相たちにも郵送した。

 岩国基地で対応したジョン・ザンブラーノ政務・地域対策室長は「飛行運用の安全は最優先事項。徹底した検査、教育、日々の努力を重ねる」などと答えたという。

(2018年12月18日朝刊掲載)

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