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再生エネ普及 先進事例学ぶ 東広島でシンポ

 再生可能エネルギーの普及策について考えるシンポジウムが、東広島市中央生涯学習センターで23日あり、約70人が先進地の現状などを学んだ。

 環境ジャーナリストたち4人が、同市と欧州での取り組みを比較し、課題も討議した。住民の出資で太陽光発電の組合を設立し「エネルギー自立」を果たした欧州の事例などを紹介した。

 広島大の安藤忠男名誉教授は「再生可能エネルギーは経済や環境の変動に強い」と話し、市内の酒造会社に導入を提案した。太陽光発電パネルの設置や職員寮のリフォームで電気や灯油の使用を抑制。二酸化炭素(CO2)の排出を年約107トン減らせ、コストも11年で償却できるとした。

 同大大学院総合科学研究科が主催した。小水力発電やバイオマスなどの市内の企業が参加する交流会もあった。

(2013年2月26日朝刊掲載)

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