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主演の佐野史郎ら会見 「おかあさんの被爆ピアノ」 地元の広島で製作発表 6月に撮影スタート

 6月に広島市などで撮影開始予定の映画「おかあさんの被爆ピアノ」の製作発表が中区の複合ビル「おりづるタワー」であり、主演の佐野史郎、ヒロイン役のAKB48の武藤十夢(とむ)たちが意気込みを語った。

 被爆ピアノを修復して各地でコンサート活動をしている調律師の矢川光則さん(安佐南区)をモデルにしたオリジナルストーリーで、五藤利弘監督が脚本も担う。被爆75年の2020年公開を目指す。

 「劇映画だからこその表現で、矢川さんの思いを伝えたい」と、調律師を演じる佐野。被爆ピアノの生演奏を披露した武藤は「実際に鍵盤に触れて、さまざまな人の記憶が詰まっていることを実感した。リアルに伝えたい」と決意を新たにしていた。(西村文)

(2019年1月5日朝刊掲載)

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