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「核軍縮・不拡散に全力」 岸田外相が初の外交演説

 岸田文雄外相(広島1区)は28日、就任後初めての外交演説を衆院本会議で行い、国際的な核軍縮や核兵器の不拡散体制の維持、強化に全力で取り組む考えを示した。

 岸田氏は「核兵器の惨禍を経験した広島の出身者」であると強調。その上で、軍縮・不拡散イニシアチブの枠組みを通じ、核兵器不拡散条約を基礎とした国際的な核軍縮・不拡散体制の維持、強化に全力で取り組むとした。

 外交政策の3本柱には、日米同盟の強化▽近隣諸国との協力関係の重視▽日本経済再生に資する経済外交の強化―を掲げた。

 日米は首脳会談で強い絆を内外に示したとし、在日米軍再編を日米合意に従って進めつつ、沖縄の負担軽減を実現する決意も表明。北朝鮮に対しては、核・ミサイル開発の即時停止を強く求めるとした。(守田靖)

(2013年3月1日朝刊掲載)

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