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ローマ法王訪日「大変うれしい」 広島知事

 広島県の湯崎英彦知事は29日の記者会見で、ローマ法王フランシスコが11月の日本訪問を明言したことについて「大変うれしい」と歓迎した。広島市中心部のサッカースタジアム建設を巡るトップ会談の開催時期については「まだ決まっていない」と説明した。

 湯崎知事は法王の訪問について「時期を含めて言及があり、具体性が高まっている。大変うれしく思っている」と受け止めた。法王が広島を訪問するかどうかが確定する時期については「まだ分からない。国家元首を迎える対応となるので、日本政府が調整中だと理解している」と述べた。

 23日には外務省で佐藤正久副大臣と会い、訪問の実現に協力を求めた。「法王による原爆資料館の見学と原爆慰霊碑への献花、被爆者との面談、世界に向けたメッセージの発信をお願いした。前向きに受け止めてもらった」と振り返った。

 スタジアムの建設候補地を絞り込むための県、広島市、広島商工会議所、サンフレッチェ広島の4者のトップ会談の日程については「これから確定させていきたい」とした。松井一実市長が意欲を示す2月15日までの開催には「それができるかどうか、調整している」と述べるにとどめた。

(2019年1月30日朝刊掲載)

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