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高校生平和大使 広島県内で3人募る 南区で3月選考会

 広島、長崎両市を拠点とする市民団体「高校生平和大使派遣委員会」が、国内外で核兵器廃絶を訴える第22代の大使を募集している。募集枠は全国で約20人で、うち広島県内枠は3人。3月17日に南区で選考会がある。

 次期大使は6月に就任。8月17~24日にスイス・ジュネーブの国連欧州本部などを訪れ、国連や各国政府の代表者たちに核兵器廃絶を訴える。来年8月末までの任期中は、成果報告などを含めて活動を続ける。

 平和大使は、インドとパキスタンの核実験をきっかけに1998年に始まり、昨年はノーベル平和賞候補にもなった。平野伸人共同代表(72)は「核兵器廃絶に向け続いてきた活動の歴史をつないでほしい」としている。

 県内枠への応募は、ことし8月時点で県内の高校に通っていることが条件。名前、学校名と学年(3月1日時点)、住所、電話番号を明記し、郵送で申し込む。送付先は〒722―0014尾道市新浜1の8の30、高校生平和大使募集係。3月1日必着。

(2019年1月30日朝刊掲載)

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