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西区食材光るスイーツ集結 菓子博応援イベント 

福島支援 県人会が芋煮販売

 広島市中区で4月に開幕する全国菓子大博覧会(ひろしま菓子博)を盛り上げるイベントが3日、西区役所前の平和大通り緑地帯であった。西区の食材を使った創作スイーツや福島県の高校生が考案した菓子が並び、親子連れたちでにぎわった。(衣川圭)

 西区役所などが「ウエストスイーツストリート」と名付けて初めて開催。区内の公民館を拠点に活動する7グループが、古江のイチジクを使ったクッキーや観音ネギ入りの肉まんなどを販売した。地元の酒造会社の酒かすを使った米粉マフィンは、ほのかな酒の香りが好評だった。

 区役所がある西区福島町にちなみ、福島県の復興支援もテーマに掲げた。仮設住宅で被災者と交流を続ける広島市被災者支援ボランティア本部は、福島県の高校生が考えたかりんとうやドーナツなどを出品した。ひろしま福島県人会は郷土料理の芋煮を販売した。

 ひな人形を模した菓子や、バウムクーヘンを作る体験コーナーは子どもの人気を集めた。西区の草津小1年山田結菜ちゃん(7)は、バウムクーヘンを「フワフワしておいしい」と頬張っていた。

(2013年3月4日朝刊掲載)

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