×

ニュース

核兵器禁止条約 早期発効を訴え 日本被団協談話

 日本被団協(東京)は13日、米国とロシアの間のINF廃棄条約が失効しかねない現状を踏まえ、核兵器禁止条約の早期発効を訴える談話を発表した。

 談話は田中熙巳(てるみ)代表委員名で出した。INF廃棄条約破棄の動きを巡って「万が一、核軍拡競争により人類を滅ぼす核戦争に至れば勝者も敗者もない」と強調した。

 その上で、非核保有国や市民社会が核兵器禁止条約を速やかに発効させ、核保有国やその同盟国にも参加を働き掛ける必要性に言及。「日本政府も禁止から廃絶へ、世界の国々と共に歩を進めるよう求める」と、条約を支持するよう迫った。

 声明は同日、米国とロシアの在日大使館にファクスした。

(2019年2月14日朝刊掲載)

年別アーカイブ