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留学生と被爆者 和やか書道交流 広島市中区の「むつみ園」

 広島大(東広島市)の留学生と被爆者の書道交流会が22日、広島市中区の原爆養護ホーム「舟入むつみ園」であった。ベトナムやカンボジアなど4カ国からの留学生7人が、入所する被爆者10人と交流した。

 筆の持ち方、払い方を教わりながら、留学生たちは「平和」や「愛」などの漢字に挑戦。力強く書き上げると、互いに顔を見合わせてうれしそうな笑顔を浮かべた。

 ベトナム出身の4年グェン・ティ・ハンさん(21)は「手を添えて丁寧に教えてくれた。将来、広島で平和について考えたことを地元の友人たちに伝えたい」と話した。胎内被爆者の星野桂子さん(72)は「会話をしながら、和やかな時間を過ごせた。留学生の皆さんにも平和を一番に考える大人になってほしい」と願っていた。

(2019年2月24日朝刊掲載)

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