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公立高入試 飛行配慮を 山口県教委 米軍岩国基地に文書 

 垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの低空飛行訓練が山口県岩国市の米海兵隊岩国基地を拠点に行われる問題で、県教委は4日、訓練コースの変更など、7日に実施される公立高入試への配慮を求める文書を同基地司令官宛てに送った。

 県教委は、例年入試時期の騒音防止を同基地に文書で要請しており、昨年11月29日に入試当日の飛行自粛や入試会場に騒音が及ばないコースへの変更などの配慮を求めていた。その後、ことしの入試当日に低空飛行訓練が予定されていることが分かり、騒音が試験の妨げにならないようあらためて要請した。

 県教委高校教育課によると、入試当日は全日制と定時制を合わせ64校7分校の入試があり、計8250人が受験する予定。試験は午前9時から午後3時まで実施し、同4時20分まで学校指定教科検査を行う高校もある。午前11時20分からの英語では校内放送を使ったリスニングテストもあり、訓練に伴う騒音などの影響が懸念されるという。(藤田龍治)

(2013年3月5日朝刊掲載)

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