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カナダカエデ石碑そばの木 「タイワンフウ」と説明板 平和公園

 広島市は5日、平和記念公園(中区)にある、カナダ政府から贈られたカナダカエデ(サトウカエデ)について記した石碑そばの木が、「タイワンフウ」だと分かるよう説明板を木に付けた。

 説明板は縦12センチ、横17センチ。樹脂製で「タイワンフウ」と明記。根元にある石碑についても「カナダカエデは、現存していませんが、過去の寄贈の記念として残しています」などの説明を記している。市緑化推進部の職員が木に巻き付けた。

 この木については「石碑の説明にあるカナダカエデではないのではないか」との指摘を受け、市が2月1日、現地を調べてタイワンフウだと確認していた。1963年に贈られたカナダカエデは枯れた可能性が高く、なぜタイワンフウがそばに植えられたか、経緯などは不明という。

 また、これを機に市が始めた、石碑などのある公園内の樹木の調査が終了。碑はあるのにアジサイやハクモクレンのない場所が2カ所あった。いずれも枯れた可能性が高いという。(増田咲子)

(2013年3月6日朝刊掲載)

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