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オスプレイ 岩国でデモ行進 市民団体 市に訓練拒否要請

 垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの本土訓練開始を控え、米海兵隊岩国基地の地元岩国市の市民団体などが5日、抗議集会やデモ行進をし、低空飛行や夜間飛行に反対の声を上げた。6~8日の訓練期間には基地周辺での監視も呼び掛ける。

 市役所前で約90人が集まった抗議集会で、代表者の河井弘志さん(76)が「沖縄と連携してオスプレイを撤回させよう」とあいさつ。オスプレイの飛行高度(日中約150メートル以上、夜間約300メートル以上)を確認するため風船を飛ばし、「オスプレイ反対の声、全国に届け」と叫んだ。4団体は同日夜にも市内で抗議集会を開いた。

 4団体から訓練拒否を求める要請書を受けた岩国市は、県などとつくる基地関係県市町連絡協議会で協議。訓練期間中、県市の職員が基地周辺で目視確認することを決めた。人口密集地飛行や基地外での垂直離着陸モードなど日米合意に違反する疑いのある飛行を監視する。

 JR西日本労働組合(JR西労)も約100人が参加して集会。基地北側の堤防まで約3キロをデモ行進した。(酒井亨、堀晋也)

(2013年3月6日朝刊掲載)

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