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「東北頑張れ」山口県内から支援続々 震災あす2年で演奏会・物産展

 発生から2年を迎える東日本大震災の被災地を支援する「がんばろう日本フェア」が9日、山口県下松市中央町の下松タウンセンターを中心に始まった。31日まで、トークショーや物産展、チャリティーコンサートなどの催しがあり、継続的な支援を呼び掛ける。(滝尾明日香)

 初日の9日は、児童精神科医による講演「被災地に生きる子供たちの心をどう守り、支えるのか」や、被災地支援に取り組む周防大島町の兄妹デュオ「マウンテンマウス」のライブなどがあった。ザ・モール周南では、被災地の障害者福祉サービス事業所が手掛けた宮城県特産の牛タンを使ったカレーやラー油、油麩(あぶらふ)やジャムなどの商品が並んだ。

 下松市の末武中1年弘中梅香さん(13)は「東北のものを買うことで支援につなげようと母と来ました。少額だけど、募金も続けています」と話した。

 22~24日は「東北うまいもん祭り」があり、東北地方の特産品を販売。24日のメーンフェスタでは、避難所の生活や炊き出しを体験できるコーナーを設け、防災を考える。

県内の主な催し

 【10日】
 被災地で活動する写真家丸谷嘉長さんによる写真スライドショーとトークなど(午後3時、山口市のガーナキッチン・バオバブ)▽東日本復興支援チャリティーコンサートin菜香亭~おひなさまライブ~(午後5時半、山口市の菜香亭)▽被災地へのメッセージをろうそくの明かりで照らす「祈りの灯」(午後6時、周南市の遠石八幡宮)

 【11日以降】
 東日本大震災被災地復興祈願祭(11日午後2時半、周南市の遠石八幡宮)▽弁護士堀田力さんによる講演「寄付でつくる市民のまち~これからの支え合いのカタチ~」(13日午後1時、岩国市の市民会館大ホール)▽第3回東日本大震災復興支援アイスホッケーチャリティーマッチ 広島県選抜対山口県選抜(16日午後6時半、下松市のくだまつ健康パークスケート場)

(2013年3月10日朝刊掲載)

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