×

ニュース

災害時のボランティアセンターどう運営 島根県松江で体験会

 東日本大震災の発生から11日で丸2年を迎えるのを前に、災害時のボランティアセンターの運営を学ぶ体験会が9日、島根県松江市であった。市社会福祉協議会に登録する災害ボランティアや地元住民たち約30人が参加した。

 市内で震度6強の地震が発生し、2日後にボランティアセンターが発足したと想定。ボランティアの受け入れや支援物資の配給など4班を、5~8人ずつで担当。「15カ所の避難所でトイレが使えない」など課題が次々と示されると、各班は地図を囲み、解決策を話し合っていた。

 民間主体で被災地支援や市内の防災に取り組む「東日本大震災 松江・島根支援協議会」が初めて企画。同協議会の今岡克己代表(59)は「どう動くか分からずあたふたしたことが収穫。訓練やマニュアル策定を進め、住民意識を高めたい」と話していた。(川上裕)

(2013年3月10日朝刊掲載)

年別アーカイブ