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　米軍岩国基地（岩国市）への空母艦載機の移転完了１年を受け、市民団体「岩国基地の拡張・強化に反対する広島県住民の会」（廿日市市）と同県安芸太田町の住民グループが１８日、騒音測定器の増設など実態把握の強化を同町に申し入れた。

　同団体の坂本千尋共同代表たち計７人が町役場を訪れ、小坂真治町長宛ての要請書を小島俊二副町長に手渡した。騒音測定器の増設、町広報を使った目撃情報提供の呼び掛けや町ホームページから入力できる体制整備などを求めている。

　同町上空は米軍の訓練空域「エリア５６７」にかかり、国が昨春、町役場に測定器を設置した。小島副町長は「近隣市町の取り組みを踏まえ情報提供しやすい環境づくりを進める。測定器増設や設置費の助成を国や県に要望していきたい」と述べた。

（２０１９年４月１９日朝刊掲載）