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NPT会合へ石田さん抱負 庄原出身の高2特使

 庄原市掛田町出身で、福山市の盈進高2年の石田祥子さん(16)が29日~5月4日、核拡散防止条約(NPT)再検討会議準備委員会が開かれる米ニューヨークに派遣される。外務省のユース非核特使の一人として核廃絶の願いを国連本部で訴える。25日、市役所に木山耕三市長を訪ね、抱負を語った。

 石田さんは庄原中を卒業後、福山市で寮生活をしながら、人権や平和について学ぶ同校のヒューマンライツ部で活動する。核兵器廃絶の街頭署名や被爆者への聞き取りなどに取り組み、県内の高校3校から派遣される特使8人に選ばれた。

 石田さんは「被爆者の声を聞いた高校生の私にできることを精いっぱいやりたい」と述べ、木山市長は「現地ではさまざまな受け止めがある。加害の歴史も学びながら平和問題に取り組んでほしい」と激励した。

(2019年4月27日朝刊掲載)

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