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震災忘れぬ 尾道の誓い 被災地の子とメッセージ交換 こいのぼり 巡回展示へ

 東日本大震災の被災地への励ましの言葉と、被災した子どもが返信を書き込んだこいのぼりを尾道市東土堂町の絵師園山春二さん(69)が展示する。同市と瀬戸内、大阪市を3、4月に巡回する。

 胴体が白の長さ2メートルのこいのぼり約160匹。「離れていても応援しています」などのメッセージの反対側に「元気をありがとう」などと書いてある。

 活動に賛同した岡山県和気町のこいのぼり製造会社が無償で約800匹を提供。園山さんは2011年12月から広島県内や大阪府などの小学校や商店街で、言葉を集めた。

 12年春にそれを宮城県気仙沼市の小学校などに持参して激励した。尾道会場は、4月9~14日、尾道市長江の妙宣寺で。園山さんは「被災した子どもの思いを知ってもらいたい」と話す。(鈴木大介)

(2013年3月12日朝刊掲載)

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