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移転の艦載機 デモ飛行 岩国基地でフレンドシップデー

 岩国市の米軍岩国基地と海上自衛隊岩国基地は5日、基地を一般開放するイベント「フレンドシップデー」を開いた。昨年3月に岩国への移転が完了した米空母艦載機のFA18スーパーホーネット戦闘攻撃機が航空ショーに初参加し、約16万5千人(発表)の来場者でにぎわった。

 スーパーホーネットは観客の目の前で急上昇や急旋回、背面飛行を披露し、ごう音を響かせた。米国外では唯一、岩国に配備されているステルス戦闘機F35Bはホバリングなどの性能をアピール。海兵空陸任務部隊(MAGTF)の演目にはKC130空中給油機も登場し、戦闘機と連携した空中給油の模擬飛行などを見せた。

 家族で福山市から訪れた福山工高3年森谷駿一さん(17)は「スーパーホーネットのデモ飛行の迫力とスピードに驚いた」と話していた。

 会場には計約30機の米軍機と自衛隊機を展示。輸送機MV22オスプレイは機内も公開され、順番待ちの長い列ができた。海自岩国基地が運用する救難飛行艇の特設コーナーもあり、来場者は隊員の説明を受けながら実機やパネルに見入っていた。(松本恭治、鐘尾佳子)

(2019年5月6日朝刊掲載)

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