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震災忘れぬ 尾道の誓い 緊急援助隊がテントを設営 市消防

 広島県尾道市消防局は11日、同市東尾道の訓練場で、大規模災害時に編成される緊急消防援助隊の訓練をした。東日本大震災発生から2周年に合わせた。

 消防隊員約20人が参加し、被災地で使うテントを設営。機械で空気を送り込み、縦4メートル、横5メートル、高さ2.5メートルのテントを約3分で完成させた。テント内にはファンヒーターや家具を置いたほか、畳む手順も確認した。

 援助隊は1995年の阪神大震災をきっかけに創設された。訓練を指揮した尾道消防署の小川忠宏消防司令(45)は「大災害に派遣された経験のない隊員もいる。訓練を重ねて対応能力を高めたい」と話した。(鈴木大介)

(2013年3月12日朝刊掲載)

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