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震災忘れぬ 尾道の誓い 市民ら50人黙とう 尾道駅前で追悼イベント

 広島県尾道市東御所町のJR尾道駅前芝生広場で11日、東日本大震災の犠牲者を追悼するイベントがあった。市内で避難者の受け入れなど被災地支援を続ける市民団体「ひなの会」などでつくる実行委員会が主催した。

 高さ約6メートルと4メートルのテント2張りを設営。県内外の約300人がテント内で便箋に被災地へのメッセージを書いた。それらの一部は同イベントのホームページで公開される。東京から市内へ自主避難している翻訳家塚本幸恵さん(37)は「犠牲となった多くの命の分まで誠実に生きようと書いた」と話した。

 地震発生時刻の午後2時46分には、会場にいた約50人が輪になり黙とうをささげた。(木原由維)

(2013年3月12日朝刊掲載)

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