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平和大行進 東京を出発 第1陣 広島に8月4日着

 全国11コースを歩きながら核兵器廃絶を訴える「平和大行進」(日本原水協などの実行委員会主催)の第1陣が6日、広島市中区の平和記念公園に向け、東京都江東区の夢の島公園を出発した。8月4日の到着を目指す。

 出発集会には、首都圏の平和団体や労働組合から約700人が集まった。原水協の高草木博代表理事があいさつし、核兵器禁止条約を支持していない日本政府を批判。「行進を通じ、条約を求める真実の国民の声を発信しよう」と訴えた。

 広島で被爆し、日本被団協の全国理事を務める家島昌志さん(76)も「青い地球を子や孫に残すには世の中から核兵器を消すしかない。私たちの行動で世界を変えたい」と意気込みを語った。

 初日は「ノーモア・ヒロシマ」「日本も条約参加して」と声を張り上げ、千代田区の日比谷公園まで約10キロを進んだ。被爆者約30人も列に加わった。

 6日は北海道・礼文島から東京を目指すコースと、愛媛と高知の県境から四国を巡るコースも出発した。(田中美千子)

(2019年5月8日朝刊掲載)

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