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被災地思う心 育てたい 給食に福島の味 福山97園・小中校

 福山市内の幼稚園や小中学校計97園・校の給食に11日、福島県の郷土料理「引き菜炒(い)り」が並んだ。食を通じて東日本大震災の被災地を知ってもらおうと市教育委員会が企画した。

 ニンジンや大根などの具材を細く切って炒め、砂糖やしょうゆで甘辛く煮詰めた料理。同県北部を中心に食べられているという。

 今津小の3年2組では、児童22人が青井由美子栄養教諭(52)から料理の説明を受けて食べた。杉原優良さん(9)は「甘辛くておいしい。福島のことをもっと知りたい」と話した。(渡部公揮)

(2013年3月12日朝刊掲載)

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