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お好み焼きで福島に元気を 向原高(広島)生徒が仮設住宅訪問

 広島県安芸高田市向原町の向原高の生徒が、東日本大震災の被災者が暮らす福島市の仮設住宅を訪ね、ボランティア活動した。焼きたての広島風お好み焼きを振る舞ったり、フラダンスを披露したりした。

 訪れたのは生徒6人と引率教諭1人の計7人。向原町の農家や鶏卵業者から提供されたキャベツや卵などを使い、9日、仮設住宅の集会所前広場で、約40枚を鉄板で焼いた。1枚を四つに分け、約150人に食べてもらった。

 また、昨年秋に同校がボランティア活動で表彰された縁で知り合った福島県いわき市の勿来(なこそ)工の生徒と一緒にフラダンス。2カ月間練習を積んできた生徒は華やかな衣装で踊った。

 仮設住宅に住む横山英子さん(68)は「お好み焼きは熱々でおいしかった。一生懸命踊る姿にも感動した」と喜んでいた。

 生徒会長の橋元雄樹君(17)は「元気がでると言われうれしかった。自分たちでできる復興支援を今後も考えたい」と話していた。(椎木一郎)

(2013年3月13日朝刊掲載)

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