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「被爆70周年事業」広島市が協議へ 来年2月ごろ計画公表

 広島市は、2015年の被爆70周年に向け、13年度から記念事業の検討作業に入り、事業の基本計画を14年度当初予算案発表までに明らかにする。13日の市議会予算特別委員会で説明した。

 市企画調整課によると、被爆70周年に向けて、ことし5月をめどに企画調整課を中心に庁内で協議を始める。14年度当初予算案を発表する来年2月ごろに基本計画を公表する予定でいる。50周年、60周年事業でも、市が検討作業を始めたのはおおむね2年前だったという。

 基本計画には、記念事業の趣旨や基本理念を書き込み、具体的な事業一覧表も載せる。計画公表後も、事業追加の余地を残す。企画調整課は「被爆都市広島の役割を再確認して、決意を新たに国際平和文化都市の建設を推進する」と70周年事業の意義を説明した。

 市は被爆50周年の1995年、広島平和芸術祭や平和大通り将来構想の策定など22事業を実施した。60周年の2005年には、青少年国際平和未来会議、図録「原爆の絵」発行など38事業を行った。(下久保聖司)

(2013年3月14日朝刊掲載)

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