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米核実験で座り込み 平和記念公園 被爆者ら

 米国が昨年10~12月、核兵器の性能を調べる新たなタイプの核実験を実施していたことを受け、広島市の被爆者たちが13日、広島市中区の平和記念公園で抗議の座り込みをした。

 県被団協(坪井直理事長)、連合広島などでつくる核兵器廃絶広島平和連絡会議の約60人が参加した。午後6時から約30分間、「ヒロシマからすべての核実験に強く抗議する!」と書いた横断幕を掲げ、原爆慰霊碑前に座り込んだ。

 米国の核実験実施は12日に判明した。県被団協の坪井理事長(87)は「核兵器がなくなるまで、われわれは諦めずに声を上げ続ける」、連合広島の石井一清会長(58)は「米国の核実験は、核兵器なき世界を切望する国際世論に逆行する」と強調した。(山本乃輔)

(2013年3月14日朝刊掲載)

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