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米軍機?70dB以上が23回 江田島市が半年間の騒音まとめ

 島根県江田島市は、昨年9月に市大柿支所(大柿町)に取り付けた騒音測定器による半年間の測定結果をまとめた。米軍機の通過とみられる70デシベル以上は計23回。垂直離着陸輸送機MV22オスプレイが米海兵隊岩国基地(岩国市)を拠点に本土初の訓練をした今月6~8日は70デシベルを超えなかった。

 70デシベルは事務所などにいて騒がしく感じる程度で、9月1回、10月4回、11月8回、12月4回、1月3回、2月3回。3月は一回もない。最大値は2月25日午後8時33分ごろの85・1デシベル。80デシベル超は4回だった。

 オスプレイが和歌山県と四国を結ぶオレンジルートで訓練すると江田島近くを通る可能性があり、市は訓練期間の6~8日は警戒を強めた。職員が3機が飛ぶのを確認した6日午後3時45分前後の5分間は平均49・7デシベル、最大55・6デシベル。

 市は昨年9月10日、岩国基地への空母艦載機移転計画やオスプレイ搬入を受け、支所屋上に測定器を置いた。70デシベル以上だと自動録音する。市企画振興課は「目立って多くはないが、今後も情報収集に努める」としている。(加茂孝之)

(2013年3月14日朝刊掲載)

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