×

ニュース

地域防災計画の原発災害編策定 島根県出雲市

 島根県出雲市は13日、防災会議を開き、原発災害時の避難計画を盛り込んだ地域防災計画の原子力災害対策編を策定した。

 中国電力島根原子力発電所(松江市鹿島町)30キロ圏の市民(約12万人)は、原発災害時には30キロ圏外の市内に避難することを基本とした。災害が深刻化した場合は、県広域避難計画に基づき、広島県内12市町に避難する。

 一方、ヨウ素剤配布について「県と連携し必要な措置を講じる」にとどめるなど、具体化できなかった点も多く、5月の市防災会議で改定する予定。

 原発30キロ圏の自治体は、原子力災害対策を盛り込んだ地域防災計画を18日までに策定するよう法令で求められていた。

(2013年3月14日朝刊掲載)

年別アーカイブ