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平和公園上空「配慮を」 広島知事 オスプレイ巡り言及

 米軍の垂直離着陸輸送機オスプレイとみられる機体が広島市中区の平和記念公園の近くで目撃された問題で、広島県の湯崎英彦知事は21日、平和記念公園の上空の飛行は望ましくないとの認識を示した。記者会見で「平和記念公園は平和を祈る場所で、平穏で安寧な状況を確保してほしい。学校や病院と同じように、飛行には配慮が必要だ」と述べた。

 県によると目撃情報はいずれも15日で、広島市11件(中区2件、東区1件、南区1件、安佐南区6件、安佐北区1件)、北広島町3件の計14件。中区の2件はともに平和記念公園近くで、中区での目撃情報は珍しいとしている。

 湯崎知事は、オスプレイを巡る日米合同委員会合意で、米軍施設周辺の飛行経路は学校や病院上空を避けて設定し、可能な限り海上を飛ぶとされている点を紹介。「平和記念公園も配慮してほしい」と求めた。

 県は県内での目撃情報を受けて、事実を解明して住民に不安を与える飛行訓練を中止するよう、中国四国防衛局に申し入れた。「安全対策や飛行ルートなどについて、関係自治体や地域住民へ十分な説明をするよう、引き続き国に求めていく」と強調した。

 昨年7月の西日本豪雨を巡り、県の初動・応急対応を整理して17日に公表した検証結果には「多くの課題が明らかになった」と受け止めた。改善の方向性も示したとして「できるだけ早く改善し、適切な初動対応ができるよう全庁で取り組む」と誓った。(村田拓也)

(2019年5月22日朝刊掲載)

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