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若者交流促進へ会談 知事とメキシコ訪問団

 広島県と友好提携を結ぶメキシコ・グアナフアト州の教育担当者や学生たちでつくる訪問団が21日、県庁で湯崎英彦知事と会談した。4月に大崎上島町で中学校が開校した全寮制の中高一貫校「県立広島叡智(えいち)学園」を通じ、両国の若者の交流を深める構想などを話し合った。

 湯崎知事は、叡智学園では高校から外国人留学生が加わると紹介し「メキシコからもぜひ留学し、若者同士で理解を深めてほしい」と呼び掛けた。同州教育庁職員のロドリゲス・サラゴサ・エドナ・デル・ロシオさん(39)は「広島の先進的な教育は興味深い。若者同士の接点が増えるよう、努めたい」と話した。

 訪問団は15~39歳の計35人。18~27日の日程で文部科学省や国会議事堂などを訪問している。広島滞在は20、21日で、大学生との交流や地場産業に関する講義などに臨んだ。(教蓮孝匡)

(2019年5月22日朝刊掲載)

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