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米核実験に抗議の座り込み 原爆慰霊碑前で広島県原水協・被団協

 米国が昨年10~12月に核兵器の性能を調べる新たなタイプの核実験をしたのに抗議し、広島県原水協と県被団協(金子一士理事長)は14日、広島市中区の原爆慰霊碑前で座り込みをした。

 約45人が正午すぎから約30分間にわたり、「新型核実験に断固抗議する」と書いた横断幕を掲げて座った。県原水協の大森正信筆頭代表理事(83)は「米国や北朝鮮による核実験の連鎖は核の拡散を誘導するもので許されない」と強調。米国に抗議をしない日本政府の姿勢を「核の傘の下で、核実験を容認している」と非難した。

 県被団協などはこの後、オバマ米大統領宛ての抗議文を在日米大使館へ、安倍晋三首相宛てを首相官邸にファクスした。

(2013年3月15日朝刊掲載)

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