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中電原発計画 上関町が海岸占用継続を許可

 中国電力が原発建設を計画する上関町の柏原重海町長は14日、町議会の一般質問で、中電に建設予定地海岸の占用継続を許可したことを明らかにした。今月末の許可期限切れを前に中電が2月末、範囲を縮小して更新を申請していた。

 町は2010年7月、海岸約1400平方メートルの占用を許可。年度ごとの更新もしてきた。柏原町長は占用継続について「中電の手続きに問題はないため許可した。県の埋め立て免許の期間に左右される」と説明した。

 福島第1原発事故を受け、予定地の埋め立て工事は中断しているが、県は埋め立て免許延長についての可否の判断を先送りし、免許は失効していない。

 中電は今回、工事現場の維持管理に必要な資機材を搬入する仮桟橋周辺の約100平方メートルについて占用継続を申請していた。町の許可は5日付。(久保田剛)

(2013年3月15日朝刊掲載)

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