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　菅義偉官房長官は２７日の記者会見で、米国が２月に実施していたと公表した臨界前核実験について、包括的核実験禁止条約（ＣＴＢＴ）に違反しないとの見解を示した。米国の主張に沿う形。

　被爆地広島で実験への抗議の動きが広がる中、菅氏は「実験はＣＴＢＴで禁止される、核爆発を伴うものではない」と述べた。一方で「核兵器のない世界を目指す立場から、核軍縮に取り組む中で検討すべき課題だ」とも指摘した。

（２０１９年５月２８日朝刊掲載）