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防衛相に再発防止要請へ 調査ミス・不手際で山口知事

 イージス・アショアの配備候補地である秋田県の防衛省調査でミスや不手際が相次ぐ問題で、山口県の村岡嗣政知事は17日の県議会代表質問で「国への信頼を揺るがしかねない」と苦言を呈した。近く来県する岩屋毅防衛相に再発防止を要請する考えを示した。

 村岡知事は、報告書のミスや住民説明会で同省職員が居眠りしたことを念頭に批判。岩屋防衛相には「こうしたことが二度とないよう要請する」とし、県民の安心安全を守るトップとして「言うべきことは言うとの姿勢で、国には真摯(しんし)な対応を強く求める」と強調した。

 議会後、報道陣に「基本的ミスだと思うが、きちんとしたデータと客観的な分析、評価で丁寧に説明することが住民の不安解消につながる唯一の道。データが正しいのは大前提で、それが揺らぐようでは困る」と求めた。(門脇正樹)

(2019年6月18日朝刊掲載)

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