×

ニュース

核廃絶署名 広島市長に託す 高校生、国連への提出要請

 広島女学院高(広島市中区)、AICJ高(安佐南区)、盈進高(福山市)の生徒18人が18日、全国の仲間と集めた核廃絶を求める5万8463人分の署名を広島市の松井一実市長に手渡し、国連への提出を要請した。

 18人は、全国の中学校、高校計37校の生徒とともにこの1年取り組んだ「核廃絶!ヒロシマ・中高生による署名キャンペーン」の活動を松井市長に報告。「生きている間に核廃絶を見届けたい」との願いや、「核はこの世に必要ない。その訴えのバトンを後輩に引き継ぐ」といった決意を披露した。

 松井市長は「みなさんの思いを世界に発信するお手伝いをする」と応えた。

 同キャンペーンは2008年度、広島、沖縄両県の高校生が始め全国に広がった。12年度の実行委員長を務めた広島女学院高2年井上奏菜(かんな)さん(17)は「小さな一歩かもしれないが、核兵器ゼロにつながると信じている」と話した。(下久保聖司)

(2013年3月19日朝刊掲載)

年別アーカイブ