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沖縄戦の実態伝える写真展 広島経済大で学生

 「沖縄慰霊の日」(23日)に合わせて、広島経済大(広島市安佐南区)の岡本貞雄教授のゼミの学生たちが、沖縄戦の実態を伝える写真展をキャンパス内の学生会館リブレ2階で開いている。24日まで。無料。

 昨年8月に亡くなった翁長雄志(おなが・たけし)前沖縄県知事の叔母に当たる翁長安子さんの証言を基に戦跡をたどった現地学習の様子など40枚を展示。現地の人でつくる部隊の救護班として沖縄戦を経験した安子さんが慰霊碑の前で壮絶な体験を語る姿や、当時の資料写真などが並ぶ。証言をまとめた冊子の配布やビデオの上映もある。

 岡本教授のゼミでは、2007年から毎年、「オキナワを歩く」と題して沖縄戦の史跡などを巡る活動を続けている。3年の石井恒星さん(20)は「沖縄戦に少しでも関心を持ってほしい」と話している。午前10時から午後4時まで。23日正午から慰霊の集いもある。

(2019年6月21日朝刊掲載)

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