×

ニュース

高校生キャラバン 長崎市長の親書手渡す 広島市役所訪問

 核兵器廃絶を訴えながら長崎市から広島市までを旅する「高校生平和キャラバン」の17人が19日、広島市役所に佐伯克彦市民局長を訪ねた。長崎市の田上富久市長からの親書を手渡した。

 17人は長崎や広島、福島、岩手など11都県から参加。親書には「若い世代が互いの被爆地を訪問することで、次世代の育成につながる」とあり、代表して長崎市の活水高3年山口真莉絵さん(18)が佐伯局長に手渡した。

 山口さんは「広島と長崎の若者が中心に動き、核兵器廃絶への動きを世界に広げたい」と話した。続いて一行は平和記念公園(中区)で到着式をし、被爆者の体験を聴いた。

 3人から始まったキャラバンは15日に長崎市を出発し、JR線を乗り継いで佐賀、福岡など6市を訪問。各地で仲間が合流した。市長との対談や署名活動をし、18日に広島市入りした。20日、広島市東区で平和をテーマにしたシンポジウムを開く。

(2013年3月20日朝刊掲載)

年別アーカイブ