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惨禍伝える原爆朗読劇 三次で5日 手記や詩

 被爆者たちの手記を通して原爆の惨禍を伝える朗読劇「夏の雲は忘れない ヒロシマ・ナガサキ一九四五年」が5日午後2時から、広島県三次市三次町の市民ホールきりりである。

 同ホールの主催で、全国各地で同劇を公演している俳優グループ「夏の会」から山口果林さんや長内美那子さんたち6人が出演。三次市民も参加する。広島、長崎で被爆した人やその家族たちが、被爆時の惨状や肉親を奪われた悲しみをつづった手記と、峠三吉の詩などを読み上げる。

 30年以上続く夏の会などの朗読劇は、俳優の高齢化などを理由に今年で幕を閉じる。終演後は、出演者との交流会がある。同ホールは「劇を通して一人でも多くの人に平和について考えてほしい」と話している。

 一般2千円、大学生~小学生千円。未就学児の入場不可。市民ホールきりり☎0824(62)2222。

(2019年7月2日朝刊掲載)

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