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平和ツーリズム 継承と発信議論 20日 広島国際会議場

 広島大平和センター(広島市中区)は20日午後1時から、中区の広島国際会議場で国際シンポジウム「HIROSHIMAとピースツーリズム」を開く。被爆地への観光旅行を通じた被爆体験の継承と発信の可能性を探る。

 世界遺産と観光の関係を研究する英バーミンガム大のマイク・ロビンソン教授が「石に学ぶ~古きものに新たな物語を」と題して基調講演し、紛争地域の観光における歴史や体験の伝え方について語る。ソウル国立大の鄭根埴(チョン・グンシク)教授は「韓国の冷戦景観とピース・ツーリズム」として朝鮮半島の事例を紹介する。

 原爆資料館の志賀賢治前館長たちのパネル討論もある。19日までに事前予約が必要。日、韓、英の同時通訳付きで、日本語の手話通訳と要約筆記が必要な場合は、10日までに申し込む。聴講無料。同センター☎082(542)6975。

(2019年7月8日朝刊掲載)

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