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暑さ対策 テント増・扇風機 広島市 平和式典の会場設営開始

 広島市は23日、8月6日に平和記念公園(中区)で開く平和記念式典の会場設営を始めた。式典前日までに作業を終える。暑さ対策を強化するため、参列者席を覆うテントを昨年よりも増やすほか、冷たい霧を吹き出す扇風機も新たに設置する。

 原爆慰霊碑正面の中央参道を通行止めにし、市職員と委託業者の計約20人が作業をした。クレーン2台を使い、日差しを遮る10メートル四方の大型テントを組み立てた。この日はテント6張りを設営した。式典では参列者用の7万7千席のうち、9割余りを昨年よりも5張り多い計41張りで覆う。

 さらに暑さ対策のため、ミストを噴霧できる扇風機6台を新たに設置。昨年と同様、冷房の効いた広島国際会議場内には中継映像が見られる計2100席を用意するほか、冷水やおしぼりの提供サービスもする。

 昨年は約5万人が参列した。市市民活動推進課の山根孝幸課長は「安全に気を付けて作業を進め、万全の準備を整えたい」と話している。(永山啓一)

(2019年7月24日朝刊掲載)

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