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シベリア抑留や満州開拓を語る 広島で8日

 戦争中、国策により「満蒙(まんもう)開拓青少年義勇軍」として旧満州(中国東北部)に渡り、戦後はシベリア抑留も体験した印刷会社会長末広一郎さん(広島市安芸区)が8月8日、広島大東千田キャンパス(中区)の未来創生センターで体験を語る。

 末広さんは満州で病気になり、療養中に日本が敗戦。シベリアに4年間抑留された。日本に帰国後、同じ病棟で詩人峠三吉と過ごしたこともある。現在は戦争の悲惨な歴史を伝える「満蒙開拓平和通信」を編集・発行している。

 東京都立川市の元高校教諭、竹内良男さんが都内で開催している「ヒロシマ講座」の一環。旧広島県高田郡から満州に渡った開拓団の辛苦を伝える映像作品「集団自決 鍬(くわ)の戦士の悲話」の上映などもある。午後1~4時。資料代千円。申し込みは竹内さん☎090(2166)8611。

(2019年7月29日朝刊掲載)

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