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　原爆の日を前に、平和記念式典の会場となる広島市中区の平和記念公園一帯で１日、一斉清掃があった。市と市公衆衛生推進協議会の呼び掛けに応じた市民や市職員たち約２４００人がボランティアで参加した。

　参加者は午前７時１５分に黙とうした後、原爆慰霊碑や原爆ドームの周辺、公園一帯の緑地帯などそれぞれの持ち場に移動。ごみ袋や火ばさみを手に約１時間、雑草を抜いたり、植え込みのごみを拾ったりした。

　保育園の頃から毎年家族で参加している庚午中１年平中めいさん（１２）＝西区＝は「朝早くて大変だけど、訪れる人がじっくり平和の大切さを考えられるような公園にしたい」と汗を流していた。（明知隼二）

（２０１９年８月２日朝刊掲載）