豊平被爆者の会 「平和の碑」 清掃 北広島
19年8月2日
北広島町豊平地域の「豊平原爆被爆者の会」は1日、同町戸谷の「平和の碑」周辺を清掃した。6日の広島原爆の日を前に会員たちが平和への思いを込めて石碑を磨き、献花した。
箕牧智之会長(77)たち5人が午前7時ごろ、西宗川沿いの石碑の周りで作業を始めた。銅製のハト4羽をあしらい「平和」の文字を刻んだ石碑の表面をたわしで丁寧にこすり、洗い流した。周辺の雑木を払ったり、雑草を取ったりして約1時間汗を流した。
石碑は同会が1987年、恒久平和の願いを込めて町有地の一角に建てた。79年に751人だった会員数は現在135人で、高齢化も進む。広島市内の姉を捜すため入市被爆した柿本昭六さん(88)は「街の様子、地元の寺で手当てを受けて亡くなっていく被爆者の姿を覚えている。誰にも同じ思いをしてほしくない」と語った。
(2019年8月2日朝刊掲載)
箕牧智之会長(77)たち5人が午前7時ごろ、西宗川沿いの石碑の周りで作業を始めた。銅製のハト4羽をあしらい「平和」の文字を刻んだ石碑の表面をたわしで丁寧にこすり、洗い流した。周辺の雑木を払ったり、雑草を取ったりして約1時間汗を流した。
石碑は同会が1987年、恒久平和の願いを込めて町有地の一角に建てた。79年に751人だった会員数は現在135人で、高齢化も進む。広島市内の姉を捜すため入市被爆した柿本昭六さん(88)は「街の様子、地元の寺で手当てを受けて亡くなっていく被爆者の姿を覚えている。誰にも同じ思いをしてほしくない」と語った。
(2019年8月2日朝刊掲載)