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原爆の記憶 若者学ぶ 中区 パネル展示や新聞作り

 若者たちが原爆について学ぶ「第三世代が考えるヒロシマ『 』継ぐ展」が、広島市中区東千田町のイベントスペース「CLiP HIROSHIMA(クリップ・ヒロシマ)」で開かれている。親子向けに、被爆証言のパネル展示などをしている。5日まで。

 毎日2回開催する平和新聞作り(予約制)では、子どもたちが原爆被害や戦前から戦後の復興に至る広島市の歴史を調べ、シートに書き込む学習から開始。観音高や広島大の学生ボランティアと展示を見ながら語り合い、学びと感想を模造紙にまとめる。絵本「アオギリのねがい」の読み聞かせのほか、5日には消しゴムはんこを作るワークショップもある。

 「継ぐ展」は、広島市出身で被爆3世のウェブデザイナー久保田涼子さん(36)=東京都=が4年前に始め、東京や仙台などで毎年続けている。千田小6年有川舞さん(11)は「詳しく原爆を学べた。友達にも教えたい」と話していた。(山本祐司)

(2019年8月3日朝刊掲載)

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