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核廃絶訴え広島到着 原水協など国民平和大行進

 核兵器廃絶を訴えながら全都道府県を歩く「国民平和大行進」(日本原水協などの実行委員会主催)の一行約300人が4日、広島市中区の平和記念公園にゴールした。

 参加者は5月6日以降、北海道や東京都などを起点に11コースに分かれて行進。「核兵器のない世界を」「憲法9条と平和をまもろう」と書いた横断幕や旗を掲げ、この日午前11時半ごろ同公園に到着した。

 到着後の集会で、広島県実行委員会の神部泰代表は「核兵器禁止条約の批准を求める私たちと、核保有国やそれに追随する勢力とのせめぎ合いの状態だ」とあいさつ。核兵器廃絶を訴え続ける重要性を説いた。

 富山県から約2カ月間歩き通した、東京都世田谷区の山田太枝さん(74)は「若い世代にも参加を呼び掛け、平和を求める地道な活動を広げたい」と汗を拭っていた。(桑田勇樹)

(2019年8月5日朝刊掲載)

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