広島で平和集会・大会 連合／原水禁／ＫＡＫＫＩＮ／原水協 核廃絶へ活動議論
19年8月6日
連合と原水禁国民会議、ＫＡＫＫＩＮ（旧核禁会議）は５日、核兵器廃絶への新たな署名活動に向けたキックオフ集会を広島市中区で開いた。連合は平和ヒロシマ集会も開催。原水禁などと日本原水協などは、それぞれの世界大会を市内で続け、核廃絶への取り組みを議論した。
キックオフ集会には約２３００人が参加。署名は核兵器禁止条約の発効を目指すよう求める内容で、１千万人分を集めて日本政府と国連に提出を目指す。連合の逢見直人会長代行は「核兵器を巡る国際情勢は危機的状況。１千万署名の目標に向けて力強く進めよう」と呼び掛けた。
一方で、集会に招かれた外務省の今西靖治軍備管理軍縮課長は「核保有国を巻き込む形で核軍縮に取り組む」と、従来方針を述べるにとどめた。同じ会場であった平和ヒロシマ集会では、この署名活動に全力で取り組むとする「平和アピール」を確認した。
原水禁などの世界大会の広島大会は２日目で、国際シンポジウムに約６０人が参加。日米韓の平和団体の代表者が、北東アジアの非核化をどう実現すべきかを話し合った。
原水協などの世界大会は、約２００人が参加した３日間の国際会議を終えた。米ロの核使用の危険性が高まっているとして、被爆者の証言活動や原爆展など多様な行動に取り組もうと呼び掛ける「国際会議宣言」を採択した。原水協の高草木博代表理事は、記者会見で「連合や原水禁などの署名活動は、核廃絶に役立つことなので協力したい」との考えを示した。（河野揚）
（２０１９年８月６日朝刊掲載）
キックオフ集会には約２３００人が参加。署名は核兵器禁止条約の発効を目指すよう求める内容で、１千万人分を集めて日本政府と国連に提出を目指す。連合の逢見直人会長代行は「核兵器を巡る国際情勢は危機的状況。１千万署名の目標に向けて力強く進めよう」と呼び掛けた。
一方で、集会に招かれた外務省の今西靖治軍備管理軍縮課長は「核保有国を巻き込む形で核軍縮に取り組む」と、従来方針を述べるにとどめた。同じ会場であった平和ヒロシマ集会では、この署名活動に全力で取り組むとする「平和アピール」を確認した。
原水禁などの世界大会の広島大会は２日目で、国際シンポジウムに約６０人が参加。日米韓の平和団体の代表者が、北東アジアの非核化をどう実現すべきかを話し合った。
原水協などの世界大会は、約２００人が参加した３日間の国際会議を終えた。米ロの核使用の危険性が高まっているとして、被爆者の証言活動や原爆展など多様な行動に取り組もうと呼び掛ける「国際会議宣言」を採択した。原水協の高草木博代表理事は、記者会見で「連合や原水禁などの署名活動は、核廃絶に役立つことなので協力したい」との考えを示した。（河野揚）
（２０１９年８月６日朝刊掲載）
