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岩国基地の騒音対策強化を要望 山口県と周辺市町

 米軍岩国基地周辺の2市2町と山口県でつくる連絡協議会(会長・村岡嗣政知事)は5日、中国四国防衛局(広島市中区)に要望書を出した。空母艦載機の移転で航空機の騒音が増えたとして、対策の強化などを求めた。

 27項目の要望書では、米軍の空母着艦資格取得訓練(CQ)の新たな運用などで騒音が増えたと主張。CQでは滑走路の時間外運用や夜間の離着陸をできる限り控えるよう訴えた。住宅の防音工事の助成区域を広げ、基準となる騒音に艦載機がいる時の状況を反映させることも盛り込んだ。

 県と岩国市、柳井市、和木町、周防大島町の担当部課長5人が、防衛局が入る広島合同庁舎を訪問。県総務部の藤田昭弘理事が防衛局の本多宏光企画部長に要望書を渡した。本多部長は「騒音対策には万全を期す」と応じた。

(2019年8月6日朝刊掲載)

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