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　広島市中区の旧市民球場跡地で１０、１１の両日に開かれる「ひろしま盆ダンス」に合わせ、米ホノルル市のカーク・コールドウェル市長から実行委員会にメッセージが届いた。今年は広島・ホノルル両市の姉妹都市提携６０周年。「Ｂｏｎ　Ｄａｎｃｅ」を通じたさらなる交流を呼び掛けている。

　コールドウェル市長は、外国人観光客も楽しめるこの体験型の国際平和イベントに「あらゆる文化や立場の人びとが広島市民と集う好機だ」と期待。１９世紀後半にハワイに渡った日系移民によって盆踊りが伝わり、現地でも夏の風物詩として市民に親しまれていることを紹介している。

　「ひろしま盆ダンス」は、原爆で広島が廃虚となった翌年の１９４６年に中国新聞社が主催した「戦災供養盆踊り大会」を復活させたもので、昨年に続く開催。１０日には、市民グループによるフラダンスの披露もある。（桑島美帆）

（２０１９年８月６日朝刊掲載）