×

ニュース

河内小で平和の菊収穫 きょう広島の慰霊碑に献花

 三次市小文町の河内小5、6年生13人は5日、校庭で育てた菊を収穫し、地区の戦没者の慰霊碑に献花した。児童は6日の原爆の日に平和記念公園(広島市中区)である平和記念式典にも参列し、原爆慰霊碑に菊を手向ける。

 児童は4月から校庭の15平方メートルの畑で、穴笠町で菊を栽培する坂居君枝さん(80)に教わりながら育ててきた。5月の大型連休中や夏休みに入っても水やりや草取りの世話をした。菊は高さ90センチ前後に育ち、黄、白、赤の花を咲かせた。

 児童はこの日午前8時ごろから、菊約300本をはさみで次々と摘み取った。その後、地元の戦没者慰霊祭に参加。平和への願いを込めて慰霊碑に菊を手向けた。6年の小谷心結(みゆ)さん(11)は「戦争が二度と起こりませんように」と祈っていた。

 またこの日、校舎で「平和を祈る集い」もあった。児童の代表3人が、戦争に関する本を読んだ感想と平和への思いを語り、全校児童27人で合唱曲「ビリーブ」を歌った。(八百村耕平)

(2019年8月6日朝刊掲載)

年別アーカイブ