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米の2人が被爆者取材 SNSで動画公開へ

 核兵器禁止条約の締結に向けて署名活動に取り組む「ヒバクシャ国際署名連絡会」に協力し、被爆地で動画撮影を進めている米国の平和活動家たち2人が、広島市中区の平和記念公園での平和記念式典に参列し、被爆者や外国人の若者たちを取材した。

 米国の平和団体代表のレベッカ・アービーさん(38)とクリエーティブディレクターのジョージ・デル・バリオさん(43)。式典後、会場周辺でカメラを回し、被爆者やトルコからの大学生たちに声を掛けて取材。核兵器を正当化する考えに対する受け止めなどを尋ね、それぞれの思いに触れた。アービーさんは「国は違っても平和を願う気持ちは同じと分かった」と語った。

 2人は1~7日の日程で広島に滞在。帰国後、動画を編集し、9月下旬に会員制交流サイト(SNS)で公開する予定という。デル・バリオさんは「次の世代のために、今、共に行動することが大切だ」と力を込めた。(小林可奈)

(2019年8月7日朝刊掲載)

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