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　中国新聞社は６日朝、広島市中区であった平和記念式典の様子などを伝える特報を発行した。社員約５０人が、会場の平和記念公園周辺やＪＲ広島駅前（南区）などで約７千部を配った。市内の２７小中学校にも約１万１千部を届けた。

　カラー４ページ。１面は「被爆者の思い　条約批准を」の見出しで松井一実市長が日本政府に核兵器禁止条約の署名・批准を求めた式典を速報。追悼する人々の写真、被爆者の短歌を引用した市長の平和宣言、こども代表２人による平和への誓いの全文と英訳を載せた。

　受け取った安佐南区川内のパート横山博美さん（３２）は小学１年の長女そらさん（７）と参列。「祖父の姉が建物疎開中に被爆死した。娘と平和について考えたい」と話した。

（２０１９年８月７日朝刊掲載）